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2021.10.18

若者が夢や希望を持たなくなった理由

モチベーションアップ研修

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こんにちは！楽笑マンの伊達将人です＾＾

前回の記事では【売上を上げる為に必要なこと】の第一歩として、【プライベートの夢や目標を作る】とお伝えしました。

しかし決して、「目標＝やらないといけない！」というワケではありません。目標を義務だと感じていては、途端にハードルが高くなってしまいます。

こんな言葉を聞いた事ありませんか？

最近の若者は、夢も希望も持っていない。
物欲がない。
目標がない。
諦めている。
やりがいがを感じない。

聞いたことがなくても、あなた自身がそのように思っていませんか？「うん、うん」という声が聞こえて来そうです。

「最近の若者は」だなんて、なんだか老成した人が言う枕詞のようですが、夢や目標のない若者に関する私の見解を、この記事で伝えようと思います。

夢や希望に満ち溢れているはずの若者

1970年代頃の日本は、若者の気質を「無気力・無関心・無責任」である三無主義と説きました。これに無感動を加え四無主義、または「しらけ世代」とも言われています。平成生まれの若者は、「ゆとり世代」とも言われていますね。令和の子どもたちは「コロナ世代」とも。

そもそも若者の年齢や定義とは、曖昧なものです。世間一般では、10代～30代の世代を若者として捉えていますが、時代の移り変わりによって若者の様相も変化しています。30代までの人間を一概に若者とは言えません。

私がここで言う若者とは、夢や希望を持たず、自分の人生を冷視しているような若年者です。

見方を変えると彼らは、達観の境地にいます。それは、自分の将来に諦念の想いを抱いているからなのかもしれません。

しかし、そんなことはない！

彼らは夢や目標を持たないのではなく、「持つことができない」のです。

なぜ若者は夢や目標を持つことができないのか

なぜ私が、「若者は夢や目標を持たないのではなく、持つことができない」と言えるのかというと、これまで若者の意見を直接聞いてきたからです。

人は幼少期から、親や先生に「目標は？」と言われて育ちます。「将来の夢は？」「どこの高校に行くの？」「どこの会社に就職するの？」「結婚はいつするの？」「子どもはいつ生まれるの？」

それぞれの年代に応じた目標の設定を周囲が促しているため、自ずと人生のステージアップが図られていきます。しかし社会人になって結婚したり、子どもが生まれて親になったりするとそこがゴール地点とみなされ、周囲から「目標を持て」と言われなくなります。

言われなくなるから、考えなくなるのです。

また、目標を持ちそこに向かって進むように幼少期から言われ続けてきているので、「目標」という言葉に疲れてしまい、「目標＝やらないといけない」という呪縛にはまっている状態にもあります。このことが「目標を立てたくない」という本音を生み、夢や目標から遠ざかってしまうのです。

「渇いている世代」から生まれた「渇けない世代」

戦後の焼け野原から、高度経済成長真っただ中に育った世代の幼少期の生活は、貧しくて欲しいものが買えず、高級な食べ物も食べられない。行きたい所にもいけない。これが当たり前でした。私はこの世代を『渇いている世代』と表現しています。不満足だからこそハングリー精神や上昇志向を持つことができる世代です。

そして、渇いている世代は貧しく育ったが故に「子どもには貧しい想いをさせたくない」という想いがあります。そのため必死に働き、誰もが満足のいく生活を送られる社会を築いてきました。

その結果、渇いている世代から生まれた子どもたちは、何不自由ない環境で生まれ育っているいます。満たされているから、それ以上を求める必要がない。だから『渇けない世代』なのです。

しかし、渇けない世代にだって夢や目標はあるのです。それに気付くことができないだけです。

私たちにできること、それは夢や目標を持つ機会を設けてあげることです。