ハロー効果は諸刃の剣!先入観や固定観念を捨てて正しい視点を
こんにちは!モチベアップセミナー講師、楽勝マンこと伊達将人です☆
人事やマーケティングの担当者は、ハロー効果についてよくご存じでしょう。
マーケティングにおいては有効活用できるハロー効果ですが、人事評価を行う際は注意をしなければ誤差を生んでしまうことでも知られていますよね。
今回は、ハロー効果についてお話します!
ハロー効果とは
ハロー効果とは、一部の特徴的な印象が、全体の評価を左右することです。西洋画に描かれている聖人の頭上の後光「ハロー」からこの名がつきました。後光効果ともいわれます。
例えば、短所も長所に見えてしまうことを意味することわざ、「あばたもえくぼ」。
これは、好きな人のあばた(ブツブツとした皮膚)も、えくぼのように可愛らしく見えることを例えており、まさしくハロー効果のことです;「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」も同様ですね。
人事で現れるハロー効果
ハロー効果は人事の面においてよく表れるので注意が必要です。例えば、採用のための集団面接。同じ答えであっても、学歴が高い人や経験が豊富な人の評価を高くしてしまうといったことは、ハロー効果による現象です。
マーケティングで使われるハロー効果
例えば、テレビCMで好感度の高いタレントや業界の有名人を起用することは、ハロー効果を活用した戦略です。「業界でも有名な〇〇さんがすすめているのだから、効果がある商品に違いない」というように、ハロー効果のメリットを活用したイメージ戦略なんですね。
私たちは知らず知らずのうちにハロー効果に支配されている!?
ハロー効果は、ある一部分の印象が全体の評価を歪ませてしまう現象です。
マーケティングで活かしているように、逆手をとって戦略に活かすこともできますが、日常生活においては注意が必要です。
例えば、その人の見た目だけで「頭が悪そう」とか「貧乏くさい」などと、無意識のうちに差別してはいないでしょうか。
ハロー効果は心理的な作用なので、誰にでも起こりうる現象です。いわゆる先入観や固定観念というヤツですね。
しかし、勝手な思い込みで正しい判断ができなくなることがあるということを覚えておきましょう^^;そのためにも、常に多角的な視点や価値観を持つことが大切です。