【日本名城100選 No.17 佐賀城】
名君鍋島直正公始め
佐賀県人は偉人の宝庫…
何度も焼失したが、
当時の図面通りに本丸御殿が完成。
過去の御殿と再建された御殿の
つなぎ目がステキ。
1608年
戦国大名の龍造寺氏の
居城だった村中城を、
家臣の鍋島直茂・勝茂親子が
改修・拡張して築城した
典型的な平城。
幅50m以上の広い内堀と
幾重もの外堀を巡らし、
巨大な五重天守が建てられていた。
城は、何度も火災に見舞われ、
その都度再建されてきた。
1726年の火災では、
天守をはじめ多くの建物を失い、
藩の政庁は二の丸に移った。
1835年再び二の丸が消失、
再度本丸御殿が再建され
政務は本丸に移った。
今に残る鯱の門は
1838年本丸出入り口を
固める門として再建され、
明治初期に起こった佐賀の乱で
多くの建物が失われたが、
本丸御殿とともに消失を免れた。
2004年に天保期の本丸御殿の
一部を木造で復元した
「県立佐賀城本丸歴史館」が完成