バーンアウト症候群にご注意!

こんにちは!モチベーションアップセミナー講師、楽笑マンこと伊達将人です☆
モチベーションを維持したり、毎日の仕事にやりがいを見出し毎日を楽しく過ごしたりするには、「夢や目標を持つことが大切」だということはこれまで何度もお伝えした通りです。
でも、頑張り過ぎ禁物です。シンドくなったら、遠慮なく休んでください。
さもないと、バーンアウト症候群に陥ってしまいます…!
バーンアウト症候群とは?
バーンアウト症候群は日本語で「燃え尽き症候群」といい、それまで熱心に物事に取り組んでいた人が、突然やる気を失い、「燃え尽き」てしまう状態を指します。
バーンアウト症候群は、アメリカの精神心理学者であるハーバート・フロイデンバーガーによって1970年代に提唱された心理概念です。
かつては医療や介護、接客サービス業などといった、顧客と直接コミュニケーションをとる職業の人がバーンアウト症候群に陥りやすいとされていました。しかし最近では職種にかかわらず、誰でも発症するリスクがあると考えられています。
バーンアウト症候群になるとどうなる?
バーンアウト症候群になると、主に以下のような症状が顕著に表れでます。
・何事にも消極的になる。
・他人に対して攻撃的になる。
・コミュニケーションが円滑にとれない
また、バーンアウト症候群の兆候としては、以下のとおり。
・期待に応えようと頑張り過ぎる
・顧客と深い関係を築こうとする
つまり、一般的にいう「完璧主義者」や「頑張り屋」「努力家」は要注意!
バーンアウト症候群は自分の理想に届かなかったときに起こりやすいので、先に挙げたような人は陥りやすいのです。
バーンアウト症候群を防ぐためには
では、バーンアウト症候群を防ぐにはどうした良いのか。それはズバリ、
・適度に手を抜く
・大変なときは周囲の力を借りる
・仕事とプライベートはしっかり線引きをする
・十分な食事と睡眠をとる
バーンアウト症候群に陥りやすい人は、どんなときでも全力で手を抜かず、自分一人で成し遂げようとします。よって、ときに残業や徹夜をしたり、食事を抜いたりと無理をしてしまいます。
また、バーンアウト症候群に陥っていないか周囲が気付き、ケアをしてあげることも非常に大切です。なぜならバーンアウト症候群は、本人が気づかぬうちに症状が進行していることが多いからです。
多くの場合周囲は、「よく頑張っている」「努力している」とみなし、特に声をかけることはありません。でも、本人は「助けて欲しい」と思っているかもしれません。完璧主義者だから声を上げて助けを乞うことができないのです。
特に、新入社員や転職者、他部門からの異動者については十分なケアが必要です。新たな職場で意欲的になっている一方、情報の出所が分からなかったり、顧客との関係性を築けていなかったりするため、必要以上に頑張ろうとする可能性が高いからです。
バーンアウト症候群の予防策としては、社員の業務時間や目標設定が適切かこまめにチェックし、過重負担になっていないか確認することが必要です。
例えば、多くの企業で導入が進む1on1(上司と部下による対面ミーティング)は、相手の悩みや不安を把握するための有効な方法です。バーンアウト予防にもつながるでしょう。
バーンアウト症候群になったときの対処法
まずは、とにかく現場を離れて休息をとりましょう。
バーンアウト症候群に陥ってしまう人は自分に対して厳しいので、休むことを「自分を甘やかしている」と捉え、罪悪感を感じてしまう傾向にあります。
しかしバーンアウト症候群を放っておくと、うつ病や自律神経失調症になってしまう可能性があります。こうなると休職や退職を余儀なくされ、その後の職業生活に大きな影響を及ぼします。
ですから、大いに自分を甘やかしてください。これまで頑張ったご褒美として、とことんダラダラしてください。
これまでもお伝えしているように、和多志は継続を得意としています。でも、ツライときは休みます。
たった1日休んだからって、全てが台無しになることはありません。また再スタートすれば良いだけの話です。
だからみなさん、頑張ることは素晴らしいことですが、頑張り過ぎないでくださいね^^