モチベーションが下がる原因とアップする方法とは?

モチベーションアップセミナー講師、伊達将人です!
受験勉強を頑張る学生さんやお仕事を頑張る社会人のみなさん、モチベーションを維持できていますか?
「モチ上がらないわ~」と投げ出したくなることって、ありますよね。
モチベーションは英語で書くと「motivation」。「動かす」というラテン語「movere」に由来しています。造語ですが、俗語ではありません。れっきとした学術用語です。
モチベーションとは心理学の世界において「個人の内部または外部に源を持つ活力の集合体」と捉えられています。つまり簡単にいうと「原動力となるもの」。何かに取り組む際の「エンジン」のような役割でしょうか。一般的には「やる気」や「意欲」ともいいますね。よってモチベーションの上がり下がりにより、成果が大きく変わってきます。
今回はモチベーションが下がる原因やアップの方法について解説します。
モチベーションが下がる原因
仕事や勉強、趣味など何かを始めたときは「よーし、やるぞー!」とモチベーションが上がっていたのに、その後「すっかりやる気をなくしてしまった…」というのは、よくあることです。
特に社会人のなかには「仕事に対するモチベーションが上がらない」という人が多いのではないでしょうか。
それはなぜなのでしょう。主な原因をピックアップしてみました。
原因①達成感が得られない
流れ作業のように、右からきたものを左に流すだけといった仕事を繰り返すことで、単調さに飽きてしまう。このようなケースに陥ると、楽しさややりがいを見出すことができず、仕事への目的意識を感じにくくなってしまいます。何か問題や壁にぶつかっても、乗り越えたときに得られる達成感は、モチベーションを高めるための、何よりのエッセンスになるはずです。
原因②人間関係が上手くいかない
仕事内容うんぬんではなく、職場の人間関係がうまくいかないことも、モチベーションを下げる要因の一つです。人間生きていれば大なり小なり、人間関係に悩むものですが、人間関係が良好な職場にいれば、多少仕事がきつくても「頑張ろう」と思えるもの。人間関係が良好ではない職場では、ちょっとしたやりとりもギスギスして、思うように仕事がはかどらなくなります。
原因③正当に評価されない
どんなに仕事を頑張っても、きちんとした評価を得なければ、やる気が削がれてしまいます。「こんなに頑張っているのに…」と不満が噴出するでしょう。会社によっては昇給昇格といった方法で評価してくれますが、それは結果に対してのみの評価。たとえ結果が思うようにでなくても、プロセスを評価してくれることで「また頑張ろう!」と思えるものです。
原因④心身の健康状態が良くない
心身の健康と仕事の効率化は、密接に関係しています。たとえ体に異常がなくても、心が疲れていたらやる気は出ませんし、逆に心が元気でも睡眠不足などで体が疲れていると、仕事に支障をきたします。体と心、両方が健康でないとモチベーションは維持できません。
モチベーションを上げるためには?
方法①目標を持つ
仕事やプライベートに対し、具体的な目標を作ってみましょう。ここで重要なのは、期限を明確にすることです。例えば、「2月14日までに英単語を100個覚える」や「3月中に30人の顧客に営業アプローチをかける」など。そしてその目標を、紙に書いて見えるところに貼っておいたり、周りに宣言してみましょう。こうするだけでも、なんだかその目標達成に一歩近づいたような気分になります。
方法②ストレスに感じていることを言葉で表してみる
普段はフタをして閉じ込めている自分の中のモヤモヤした気持ちを、自分なりの言葉で表してみましょう。「上司からの指示が多過ぎてイヤ!」、「忙しくて趣味を楽しむ時間がない!」、「家事に育児に仕事に、もう疲れた!」などなど。最近では、ブログやSNSなどで吐露する人も多いのではないでしょうか。親しい人に話すのも良いでしょう。自分の気持ちを言葉で表すと、スッキリしますよ。
方法③自分の中にロールモデルを作る
ロールモデルとは、手本となる人のこと。自分が尊敬している人や憧れている人を設定し、仕事に活かしてみましょう。設定する人物は歴史上の人物でも良いですが、身近な人の方が効果的です。職場に理想の上司がいる場合は、その人でも良いでしょう。人ではなく、業績を伸ばしている企業や繁盛している店でも構いません。ロールモデルは「成功するためのプロセス」を明示してくれますので、目標達成に大いに役立つでしょう。
方法④リラックスする
先述したように、心身が健康でなければ、モチベーションを維持することはできません。疲れたら、まずは休むことが先決です。行きつけのサロンでマッサージを受けたり、家で映画や読書を楽しんだり。有給休暇を使って旅行に行くのも良いでしょう。自分なりの方法でリラックスしてくださいね。
モチベーションアップで意識したいこと
「何事にも真摯に向き合い、汗水垂らしてひたむきに頑張ること」が日本人の美徳として捉えられてきました。確かにその通りですし素晴らしい精神ですが、それは時代の風潮に因るところが大きいかもしれません。
戦後の高度経済成長期、イケイケどんどんだった日本。“雨にも負けず風にも負けず”、苦労を重ねた先に成果が得られると教えられてきました。
しかし、それだけでは今の時代モチベーションを保つことは難しいかもしれません。
モチベーションアップで意識して欲しいのは、楽しさを忘れないということです。
単調な仕事でも面倒な仕事でも、「自分に才能がない」と諦めるのではなく、その中に楽しさを見出してみましょう。
仕事に楽しさを見出している人は、無自覚に努力を積み重ねています。
「頑張らなきゃいけない」という呪縛から解き放たれ、毎日ワクワクすることを意識してみてください^^